現在、弊社では生産工程中で発生する断裁屑などの紙屑は古紙回収業者に回収費を支払ってこれを回収してもらい、その他現像廃液、廃フィルム、廃プラスチックなどの廃棄物については認定業者に委託し、正規の方法で処分しています。
以前は断裁屑、現像廃液ともに業者の方がこちらに代金を支払って(つまり買い取って)くれていたのですが、現在ではこちらがお金を支払って処理してもらっているわけです。これも時代の流れなのでしょうが、お客様への費用転嫁が難しい現状ではなかなか厳しいものがあります。
そのためにも廃棄物削減、ごみ減量に一層の努力をしなくてはならないと考えています。
2002年からテスト使用を開始し、2003年7月から一部(感圧紙減感インキなど)を除き、大豆油インキに切り替えました。
同時にアメリカ大豆協会からソイシールの使用許可を得ております。
大気汚染の原因になるVOC(揮発性有機化合物)を含まない大豆油インキを使用することは自然にやさしく、またお客様にとっても上記ソイシールを表示することで環境保全に対するその姿勢を印刷物を通じて積極的にアピールすることができます。
限りある資源、大事に使う、無駄使いしないのは次の世代への私たちの責任です。
木材を原料とするバージンパルプだけでなく、古紙を混入して作る再生紙。再生紙比率の表示をメーカー各社がねつ造していたことで再生紙に対する印象は大変悪いものになっていますが今こそブームではない再生紙の製造、利用が求められています。
また木材以外の原材料から作られる非木材紙も徐々に普及し始めています。木材パルプを用いないことから自然保護になることはもちろんですが、未利用資源の有効活用と考えると環境そのものにやさしい紙といえます、現在非木材パルプは全パルプ生産量の7%にすぎませんが、木材資源が減りつつある現状を考えるとどんどん生産量の比率を高める工夫が必要です。
ちなみに私たちの会社の領収書はバガスというサトウキビの搾りかすから作られた紙を使用しています。