T-CHAT

Vol.20
高木在住 井澤典子氏(61歳)

・interviewer・Jamさん

東大和市観光ボランティアガイド登録者
「布あそび ぱれっと」主宰者
ブティック社から出版している手芸の本に、会で作成した作品も掲載されています。
『四季を飾る つるし飾りと小物』『幸せを呼ぶ 和のつるし飾り』『ちりめんと古布でつくる 和のお飾り』など

◇ ◇

■東大和の歴史や郷土のどんなところに興味を持たれましたか。

東大和に生まれ育ち、住みやすく人も良い、この町が大好きです。好きな町だから、その由来に興味がありました。公民館主催の歴史講座に参加し、学ぶことでさらに深く興味を持ちました。

東大和のいわゆる本村部にはいろいろな昔話や神社やほこらなどがあります。どんな小さなものでも、名前と由来があります。それを一つずつ知ることに驚きと喜びがあります。若い頃は年配者に聞いて頷いていれば良かったのですが、そろそろ自分達がそれを伝える年齢になったと思っています。観光ガイドに登録したのもそういった経緯からです。

今は郷土研究をしている先輩方から学び、既に様々な資料があるので、新たに自分で探索する必要はありません。先人の歩いた道をたどり、その当時の様子を想像し、楽しんでいます。昔話は本にもなっていて、郷土博物館等で購入できます。

■観光ガイドはどういったことをしているのですか。

市内や市外の方から、市を通して案内の依頼があった時に複数のボランティアで対応しています。たとえば戦災遺跡の旧日立航空機立川工場変電所から東大和市駅までの場合には、玉川上水伝いに歩きながら、野火止用水を含めたその歴史をお伝えしたり、以前あった米軍の東大和基地などについて話したりします。
また、観光ガイド主催で季節に応じた独自の企画を立て、参加者を募り活動しています。

■手芸に興味を持ったのはいつ頃からですか。そしてその楽しさは?

小さい頃からですね。祖母が縫い物をしているのを見ていて、そのうち自分でもやり始めて。もちろん、最初は上手くはありませんでしたが、「好きこそ物の上手なれ」と教えてもらい、今に繋がっています。

一枚の布が、手を加えることによっていろいろな物に変わっていく。出来上がりを想像して、考えて一針一針縫っていく……。それが、とても楽しいところです。
今までにいろいろな手工芸をしてきたことが生かされて現在があります。

■つるし飾りを始めたきっかけは

最初につるし雛に出会った時、可愛い!と思ったと同時に、値段が高い!これは自分で作れるなぁ…と。全くの独学で試行錯誤で作品を作り始めました。
使用する布はちりめん・古布が主で、ちょうど着物を着なくなった時代でもあり、比較的手に入りやすくなっていました。

若い頃は、バレーボールを中学時代からの友人たちとしていましたが、そこまで運動しなくなった10年ほど前に、やはり手芸好きだった幼なじみの二人と一緒に「布あそび ぱれっと」を立ち上げ、つるし飾り作りを伝え始めました。

今ではその輪も広がり、市内外に300名以上の方々が参加されています。

■夢は・・・

作品を仕上げた時の生徒さんの笑顔を見る時、とても幸せを感じます。可愛い笑顔の結晶のつるし飾りが東大和のいろいろなところで見られ、町の発展に繋がっていけばとても嬉しいです。

空堀川に飛来する鳥や、道ばたの草花全てに感動し、いつも幸せ!!と語る井澤さん。東村山市で朝夕の特例パート保育のお仕事もしています。

つるし飾りの展示会があります。ぜひ可愛らしいつるし飾りをご覧ください!

春のつるし飾り展

日時 2/11(祝)~2/13(月) 10時~17時
(最終日は16時まで)
場所 高木神社社務所
主催 布あそび ぱれっと

郷土博物館『ひなまつり』

日時 2/18(土)~3/5(日) 9時~17時
場所 郷土博物館
(月曜休館)
お手伝い 布あそび ぱれっと