T-CHAT

Vol.28
上北台在住 荒川 進さん(77歳)

・interviewer・Jamさん

人や地域のために活動されている方で、このスペースに掲載すると豆字になってしまう…ので、別枠で簡略にご紹介します。

■ご出身はどちらですか。

埼玉県浦和市です。教員になる前に企業・県庁にも就職。そこで縁があって妻となる女性とも知り合いました。東大和には西多摩の市教委指導主事になってから住むようになりました。

■ご趣味は何ですか。

教員になってから図工の先生に習い、油絵を描くようになりました。今は絵手紙も描きます。
また、高校生時代から登山(ハイキング)が好きで、いろいろな山に登りました。
教育関係の仕事を退職した平成29年2月に登山を再開。その山(武甲山)で不思議な体験をしました。
しばらくぶりに登ったので下山時に両膝が痛くなり、夜に。あわや遭難か・・・!と不安になった時に、遠くに明かりが見えて!誰かいる!その辺りまで行くと明かりは無く・・・。また歩くとその明かりが見えて、また消えて!たどり着いた農家の方に話すと、こんな所に人がいるはずがないと笑われて。錯乱していたのかと今は思いますが、本当に不思議な体験でした。
草花栽培もしていますが、これは校長時代、美しい花が咲く教育環境は子どものためになると学校の花壇を整美したことから始まりました。
その後自宅で桜草、菊の苗を栽培し、今では少なくなりましたが多いときには10校ほどの学校に各10ケースほどの苗を春と秋の2回届けていました。今庭には、秋に届ける桜草があります。

■表彰がたくさんありますがその中でも印象深いものはありますか。

ほとんどのものは、保護司を通しての受賞です。
小学校の教員をしている時から保護司に興味があり、自分でもやりたいと思っていました。
ただ、東大和には長く住んでいましたが、現役時代の勤務は市外でしたので、地元との繋がりがなく、実際に保護司になるには3年かかりましたが、昨年5月に退職するまで14年間勤め、法務大臣より感謝状を頂きました。

■これからの東大和、若い世代に望むことは。

自然環境が良いこの市で、心豊かな思いやりのある地域社会を作ってもらいたいと思います。
私はずっと今までお世話になった方々に恩返しがしたいと思っています。今、直接には出来ませんが、花を届けたり、他の方のお世話をすることでその恩が返せるのではと思っています。
若い方にもその想いで良い社会を作ってもらいたいと思っています。

恩送りという素敵な言葉があります。まさにそれを実行されている方でした。

恩送り=人は多くの人の恩を受けて育つが、その人に返せないことが多い。直接その人に返すのではなく、社会や次の若い人に返そうとする(別の人に送る)こと。

荒川 進さんプロフィール
  • 平成17年度〜 東大和市図書館協議会委員
  • 平成19年度〜 東京都薬物乱用防止推進東大和地区協議会理事
  • 平成21年度〜 同副会長
  • 平成22年度〜 東大和市立第十小学校運営連絡協議会委員
  • 平成22年度〜 東大和市青少年対策第十地区委員会委員
  • 平成22〜24年度 東大和市学校規模等あり方検討委員会委員
  • 平成24年度〜 東大和市社会教育委員
  • 平成26年度〜 東大和市社会教育委員会議議長
  • 平成25年度〜 東京都薬物乱用防止指導委員
  • 平成27〜28年度 東大和市生涯学習推進計画審議会会長
  • 平成14年 東京都教育委員会職員表彰受賞
  • 平成20年 多摩地区保護司会連絡協議会長感謝状受賞
  • 平成21年 東京都保護司会連合会長表彰受賞
  • 平成23年 東京保護観察所長表彰受賞
  • 平成25年 関東地方保護司連盟会長表彰受賞
  • 平成26年 関東地方更生保護委員会委員長表彰受賞
  • 平成27年 東大和市政功労者感謝状受賞
  • 平成27年 薬物乱用防止関係功労者都知事感謝状受賞
  • 平成30年 東京都市町村社会教育委員連絡協議会感謝状受賞
  • 令和元年 法務大臣(保護司)感謝状受賞
  • 令和元年 東大和市政功労者(保護司)感謝状受賞